疾患
血液 (15)
1.
鉄欠乏性貧血の評価と治療
2.
先天性溶血性貧血
┗ サラセミア
3.
特発性血小板減少性紫斑病
4.
先天性血小板減少症・異常症
4.
溶血性尿毒症症候群(HUS)
4.
自己免疫性溶血性貧血(AIHA)
4.
血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)
4.
薬剤性血小板減少症
4.
ヘパリン誘発性血小板減少症
┗ 4T`s score
5.
DIC
┗ DICの治療
┗ 診断基準
5.
腫瘍
┗ 悪性リンパ腫
┗ 高ガンマグロブリン血症
┗ 意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症(monoclonal gammopathy of undetermined significance:MGUS)
┗ 多発性骨髄腫
6.
低γグロブリン血症
7.
血球貪食症候群
8.
真性赤血球増加症(polycythemiavera;PV)
9.
TRALI/TACO
診断基準
- PT、APTT、フィブリノーゲン、FDP(あるいはD-dimer)、アンチトロンビン(%)、TAT、SF(またはF1+2)を全て測定し、以下の評価を行う
DICのタイプ
- 造血障害型:急性白血病や、悪性リンパ腫でも骨髄浸潤がある、あるいは抗がん剤による骨髄抑制がある場合
血小板数(万/μl)
24時間以内に血小板数(万/μl)の30%以上の低下
FDP
- FDPを測定していない施設(D-ダイマーのみ測定の施設)では,D-ダイマー基準値上限2倍以上への上昇があれば上記「10以上で20未満」を選択
フィブリノゲン
プロトロンビン時間比
- プロトロンビン時間比:ISIが1.0に近けれINRでも良い
アンチトロンビン(%)
TAT、SF(またはF1+2)が基準範囲上限の
- ・トロンビン-アンチトロンビン複合体(TAT)、可溶性フィブリン(SF)、プロトロンビンフラグメント 1+2(F1+2)
・採血困難例やルート採血などでは偽高値で上昇することがあるためFDPやD-ダイマーの上昇度に比較してTATやSFが著増している場合は再検
・即日の結果が間に合わない場合でも確認する
肝不全
- 肝不全:以下のいずれかの場合
(急性肝不全)ウイルス性、自己免疫性、薬物性、循環障害などが原因となり正常肝に障害が生じ、初発症状出現から8週以内に高度の肝機能障害に基づいてプロトロンビン時間活性が40%以下ないしはINR値1.5以上を示すもの
(慢性肝不全)肝硬変のChild-Pugh分類BまたはC (7点以上)
Child-Pugh分類
Child-Pugh分類
合計
診断
*FDPまたはD-dimerが正常であればDICの診断でも実際はDICの可能性は低い